奥村代表コラム私たちの物語
LPの経営原則
LPの人的資本経営(技術およびエンジニア中心主義)の原則は、社長-社員間と社員同士間コミュニケーションの分離です。これは20代社員からの声でした。以前は、業務のことから社内イベントまで「上意下達」で行われていましたが、本来社員のコミュニケーション能力で育まれるべきものに関しては、社員自治に任せるようにしました。
業務用チャットツールSlackの導入により、社員は自分の担当する業務以外の会議に出席する必要がなくなりました。これには非公式な会社の会合や飲み会も含まれます。通勤時間が無くなったこととあわせて、勤務時間でもない自分の時間が減っていく不合理が解消されました。新入社員歓迎会やレクリエーションも社員の自由な発想で開催されていますし、参加も不参加も社員の自由意志で決められます(経営者の介入は差し控えています)。
SES営業の進化
そして今、自由の中でDX推進するこれからの時代にふさわしい意識が出現しました。20代営業社員が到達した、技術およびエンジニア中心主義の高い意識性(仲間のエンジニアへの支援意識)はとてもありがたく、また誇らしく感じています。人的資本経営の経営者である私には、それがあまりにも劇的に見えました。既存のSESを、エンジニア成長ルートに換えてしまった瞬間です。「案件ガチャを無くす」と「親の介護や子供の育児と仕事を両立させる完全な在宅ワーク」というふたつを、SESによって成立させたのです。
「案件コンシェルジュ」とは?
案件コンシェルジュの営業社員は、設立30年という当社の長い歴史で築いた信頼と実績による多くの独自案件を研究し、エンジニアのライフスタイルに合わせた働き方を提案できる環境を整えました。その上で1~2カ月を費やしてエンジニアご自身の希望案件を収集し、ひとつひとつをエンジニアにご提案しています。
このようにLPでは、案件を選ぶ権利がエンジニアにあるとしています。その理想を経営理念だけに留めず、具体化したものが「案件コンシェルジュ」です!
①社員の多様なライフスタイルに合うこと
②現在~将来まで高額案件が多く昇給しやすいこと
③高額案件のテクニカル調査が容易でプログラミングしやすいこと
を条件に、案件情報を1名あたり数百件も準備しています。これが「私たちのエンジニアが客先現場担当者の方をリスペクトする動機」になり「エンジニアの市場価値を上げる力」になっています。
私たちの物語
私たちの物語は、「売上が社員の苦役の代償であってはならない」という想いが前提にあります。「完全な在宅ワークで仕事と育児や介護を両立させたい人」の希望と、「完全な在宅ワークより、現場で頑張りたい人」の自由を並立させる多様性支援が、経営効率よりも社員を幸せにするという考えからです。
私は時々、経営効率を無視した、社員のための予算を組みます。その予算は、毎日通勤電車に揺られなければ給料がもらえない生活より、社員にとってはるかに人生を幸福にする制度や仕組みを作り出してくれます。『入社後、自分が希望する現場にいけないことがないよう、先にご自身で現場を決めていただいた後、本採用になる制度』が案件コンシェルジュの手で創り出されました。
その目的は【若いエンジニアが不自由や苦役と給料を引き換えにする負のスパイラルから抜け出し、人生上の自分の役割を果たして、幸せになってほしい!】という代表の願いを叶えさせるためです。代表の願いを叶える「案件コンシェルジュ」に声援を送ります。いいぞ案件コンシェルジュ!