奥村代表コラム私たちの物語
LPの経営原則
LPの人的資本経営(技術およびエンジニア中心主義)の原則は、社長-社員間と社員同士間コミュニケーションの分離です。これは20代社員からの声でした。以前は、業務のことから社内イベントまで「上意下達」で行われていましたが、本来社員のコミュニケーション能力で育まれるべきものに関しては、社員自治に任せるようにしました。
業務用チャットツールSlackの導入により、社員は自分の担当する業務以外の会議に出席する必要がなくなりました。これには非公式な会社の会合や飲み会も含まれます。通勤時間が無くなったこととあわせて、勤務時間でもない自分の時間が減っていく不合理が解消されました。新入社員歓迎会やレクリエーションも社員の自由な発想で開催されていますし、参加も不参加も社員の自由意志で決められます(経営者の介入は差し控えています)。
私たちの物語
私たちの物語は、「売上が社員の苦役の代償であってはならない」という想いが前提にあります。「完全な在宅ワークで仕事と育児や介護を両立させたい人」の希望と、「完全な在宅ワークより、現場で頑張りたい人」の自由を並立させる多様性支援が、経営効率よりも社員を幸せにするという考えからです。
私は時々、経営効率を無視した、社員のための予算を組みます。その予算は、毎日通勤電車に揺られなければ給料がもらえない生活より、社員にとってはるかに人生を幸福にする制度や仕組みを作り出してくれます。
その目的は【若いエンジニアが不自由や苦役と給料を引き換えにする負のスパイラルから抜け出し、人生上の自分の役割を果たして、幸せになってほしい!】という代表の願いを叶えさせるためです。